高木知敬さん Vs. 矢口高雄

「釣りキチ三平 CLASSIC」46号&47号

高木知敬さんと矢口の対談風景。「釣りキチ三平/CLASSIC」46号、47号。場所は稚内全日空ホテル内での対談風景。吹雪いてる外とホテル内。正に天国と地獄のような気温差でした。

“イトウおじさん”と呼ばれているこの方、高木知敬さんは、「幻の魚・イトウ」のイトウ釣りの名人。「イトウの会」では会長も務めています。素晴らしい本も出版してますので機会があったら是非読んで観てください!イトウを求めて四季を通して森と湿原の中を歩きキャッチ&リリースを続けながら、イトウの研究に熱中してる・・・が医学博士、日本外科学会指導医で現在は市立稚内病院の院長先生なんです!

過去に第21次、第28次日本南極観測隊で医学医療隊員として昭和基地、みずほ基地、あすか基地の3つの基地で越冬観測のお仕事をしていたという。南極観測隊の仕事をやってて一番良かった事は空イッパイに広がるオーロラを自分の目の前で見れたことが最高だったとか。ちなみに南極最高温度は氷点下89度。う~ん・・・生オーロラ見てみたいな~でも聞いてるだけで身体が凍りそうだった。

しかし2人ともハンパじゃなく大の釣りキチ!釣り話しを始めたら止まらない~誰も2人の話を中断する隙も無くどんどん話がエスカレートしていきました。出てくる出てくるイトウ話!イトウ釣りファンにはたまらない対談でした。オフレコ話が結構あったんですよ。南極では図鑑にも載ってないような魚を釣ったり、食べたりとか・・・

夕食会は高木さんの馴染みの店「でんすけ」で恒例の直筆サイン入り色紙を贈呈。ちゃ~んとイトウも書き添えました。高木さん、大喜びでした。この店でも釣り談義が飛び交いました。おいおい・・・対談(お仕事)は終ったんだろ?ここでは現在矢口がカムチャツカ編を描くのに高木さんの釣フォームをヒントにして筆跡中との事。高木さんって釣ったイトウには優しく接して傷つけないようにそっと逃がします。

次の日も高木さんがホテルまで迎えに来てくれて再び釣り談義が始まった。矢口の高木さんへの願いは一度、高木さんにカムチャツカへ釣りに行ってもらいたいことだ。高木さんはもう少し気候が良くなったら矢口に是非、イトウ釣りをしたいという思いだ。矢口さんだったらボクのとっておきの穴場へ
案内しますよ・・・

稚内最終駅の前でも吹雪にまみれながら釣り話で盛り上がってるんで寒さなんか感じなかっただろうな。しかしこの2人、今回の対談で初対面とは思えないくらいに釣りオタクを発揮してました。「元気の出る対談」で更に詳しく掲載されてるので走り出したら止まらない対談内容は正岡さんにまっかせま~す!!!

2人、塩ラーメンを啜りながら鼻水流しながらここでも釣り対談。好きな物(事)って無限だということを2人を通して良く分った!高木さん今度はヨーロッパでも釣りたい魚がいるそうで何時か行くと興奮していました。矢口もなんとなく行きたそうだったが腰が悪いので・・・しかし高木さんがボクは医者ですよ~大丈夫です!!

ラーメンを食べ終わった頃、外に出ると太陽が出てるわ、暖かいわ・・・とっても珍しいんですって、晴れたの。グレーの空がイキナリ青空に変っているではありませんか~!!機会がありましたらイトウ釣り、便乗させて下さい。by 矢口