2021年1月7日、矢口高雄の四十九日法要が親族のみで執り行われ、僧侶から戒名授与もありました。戒名は「髙雲院漫然彌郷居士」で「髙」は本名の髙橋高雄から。「雲」は「行雲流水」を略した言葉で、雲が定めなく行き水が流れてやまないように一所にとどまらない境涯を表し、「漫」は生涯身を捧げた漫画、「然」は自然の然、「彌」は矢口の矢と彌勒菩薩から、そして「郷」はふるさと、秋田を想う心情を意味しているとのことでした。
『釣りキチ三平』で三平の祖父、じいちゃんこと三平一平が死去した時に授かった戒名「浄渓院一竿泰平居士」は矢口が自分で考えたもので、後に友人の僧侶に見せた時に大変すばらしい戒名だと褒められてご満悦だったそうです。「髙雲院漫然彌郷居士」、矢口のこの戒名はその友人の僧侶から授戒されました。
釣りキチ三平（６４） (週刊少年マガジンコミックス)
