未発表作品『がんばれ! 久蔵』発見!

矢口高雄の原画関係はほとんど横手市増田まんが美術館に寄贈しているのですが、ときたま、髙橋家(矢口家といった方が分かりやすいかも)では矢口高雄が遺したものが発見されることがあります。私も見つけたら頂戴してしまおうかと思っているのですがとんでもないところに潜んでいて見つけることが出来ません。そんなお宝は下書きやネームが多いのですが今回は銀行員時代に描かれたと思われる未発表作品が断片的に出てきました。すでにTwitterでは発表されていますが詳しく見たいという方もいらっしゃったのでこちらにも掲載します。

秋田県増田町に伝わる『義人久蔵伝』をもとにした作品です。この作品は形を変えて『市助落し』という作品になるわけですが、絵の違いがまるで違いますね。 
 

『市助落し』は『ニッポン博物誌』の第4巻に収録されています。kindle unlimitedで読むことも可能です。
 


ニッポン博物誌 (4)

矢口が存命でしたら未発表や未完成の作品の公開は拒否するような気がしますが、こちらに関してはアマチュア時代のもの、かつ、資料的な価値があるかもということで掲載しました。他の部分も見つかったら追って掲載したいと思います。