『マンガ日本の古典 奥の細道』ワイド版発売!

俳聖芭蕉が風雅の新境地を開いた「みちのく」の旅の記録。旅路での出会い、数々の名句が生まれてゆく過程を、こまやかな情景描写とともに描きあげる。

中央公論新社

「文庫版なんて字が小さくて読めないっ!」とお嘆きの貴兄のためにワイド版(A5)が5月10日に発売されます。以前もこのサイズで発売されていたのですが現在は文庫版しか発売されてなかったのです。そこで、表紙も変わっての登場となります。実はこのシリーズは東大最強のクイズ王・伊沢拓司さんが推薦(?)してから人気になっているそうです。
 


ワイド版 マンガ日本の古典25-奥の細道 (全集)

これはマンガ家生活25周年記念で制作された『奥の細道』。
 

矢口高雄版『奥の細道』は松尾芭蕉の『奥の細道』をコミック化したというよりも、松尾芭蕉のキャラクターに光を当てた伝記的な一面もあります。ですので松尾芭蕉版『奥の細道』をすべてコミック化したわけではありません。ですが、脇役を引き立たせるために他の文献のエピソードや矢口独特の脚色を加えているので読み物として非常に面白くなっています。素の『奥の細道』と『曽良日記』も並行して読むのがお勧めです。
 


おくのほそ道: 付 曾良旅日記 奥細道菅菰抄 (岩波文庫)