新コーナー「三平クンによろしく」 与那国島のブルーマーリン編

実はこちらのウェブサイトにはそれほど数は多くないのですが『釣りキチ三平』ファンの皆さんから『釣りキチ三平』や矢口高雄に関する思い出を語るメールを頂いたりします。そこには矢口プロのスタッフでも知らなかった矢口の一面やエピソードがあることも多く、もちろん矢口プロ内では共有はしているのですが、そこで終わりなのはもったいなーと思い皆さんにも是非知っていただけたらと新コーナーにしました。タイトルはもちろん手塚治虫先生の『ブッキラによろしく!』からの佐藤秀峰先生の『ブラックジャックによろしく』の流れのパクりです。

内容的には『釣りキチ三平』に出会ったことによって、心に三平クンが住み着いてしまった人の紹介的な感じです。それでは第一回目は「与那国島のクロカワカジキ編」です。


先月、長野県M市で接骨院の院長をしていらっしゃるSさんから「矢口高雄先生が導いてくれたカジキ」というタイトルのメールが矢口プロ宛に届きました。Sさんは今から25年程前に東京都大田区矢口渡駅前の接骨院で研修時代、矢口高雄と矢口プロダクションの面々とスズキ釣りに行ったことがあったそうです。矢口から『釣りキチ三平』ファンならお馴染みのミッチェルのスピニングリールを見せてもらったり、一緒に食事をしたりしたそうです。船釣りということで多摩川を下り羽田沖の橋脚に差し掛かると、矢口が矢口プロのスタッフに「○○君!スケッチ、スケッチしておいて!」と真剣な表情で指示をしている姿も見たとのことです。釣りが終わり矢口渡駅前にてSさんがあまり釣果が上がらなかった矢口に申し訳なく思っていると告げると矢口は「いいんだよ、僕には三平君がいるからね、三平君が釣るからね」と答え、素敵な笑顔を見せたとのことです。良いエピソードですよねー(斎藤工的な感じの相槌)。ちなみにSさん、誕生日が矢口と同じ10月28日ということです。

Sさんは『釣りキチ三平』の「ハワイのブルーマーリン編」を読み、いつかブルーマーリンを釣ることを夢見ていました。車の助手席には御守りとして「ハワイのブルーマーリン編」を置いその日が来るのを待ち続けました。そして、とうとうその日がやってきたのです。

ファイトの模様はYouTubeに上がってます。
 

162kgのブルーマーリンとSさん。
 

いやー凄いですねー。ちなみに三平クンが釣ったデビルソードは905kgですからどんなに大きいのかと。笑

私も最近全然釣りをしていないので今年は是非と考えています。皆さんも矢口高雄の作品に影響を受けたエピソード等ありましたら、是非、教えてください。個人的にはバチヘビを捕まえようにしている人がいたら嬉しいです。