中山雅史さん Vs. 矢口高雄
「釣りキチ三平 CLASSIC」34号&35号
中山雅史さんと矢口の対談風景。場所は静岡県磐田市から。
Y いや~昨日のアジアカップ決勝戦は興奮したよ~
N 本当に頑張ってましたよ!しかもアウェイの中で粘り図問い戦いをしてくれたから。
Y 我が家はお祭りでしたよ~ボクなん声がかすれる位、興奮して・・・(だから腰の具合が怪しいだ・・・)
Y ところでキミの「ゴン」というあだ名はどこから来たの?
N それは大学の先輩から「お前、鬼瓦権三に似ているぞ!」と言われて以来、僕は「ゴン」と呼ばれるようになったんです。当時、沢山食べてていつの間にか太ってしまって顔がまん丸になって「ひょうきん族」という番組のビートたけしが演じてた「鬼瓦権三」に似てたんでしょうね。
中山雅史さんは現在37歳。’90年にジュビロ磐田の前身・ヤマハ発動機入りする。Jリーグ通算得点は歴代1位の130ゴール!’98年JリーグMVP、’98、’00の得点王!!4試合連続ハットトリックでギネスブックに掲載されたり、Wカップ・フランス大会で日本人初ゴールを決めたり、とにかく元気一杯な「野生児」です!!
Y 今回の中国サポーターの異常な反日、抗日感情が凄かったです。国歌を歌っている途中でのブーイングもそうだったし、思想的、政治的なものが感じられましたね。(しかし・・・似合わね~なぁ、矢口のユニホーム姿・・・)
N 試合中のブーイングに関しては、国対国の戦いですから当たり前だと思いますよ。だけど、その過酷な状態の中でそれに惑わされず煽られず、落ち着いてプレイし、結果を収められたという事は凄く大きい事だと思います。
Y なるほど・・・周りが四面楚歌だから逆に燃えてきたということもありますね。
大いにありますね。ジュビロ磐田としても日本代表としても色んな所へ行きましたが、アジア・クラブ選手権で行ったイランでも満員の12万スタンドの中のブーイングの嵐。だけどそれが何だか楽しかった記憶があります。プレッシャーも確かにあったけど12万人の中でプレイ出来るなんて滅多にないことだし、感動的ですらありました。その中で勝てたというのが自分たちの強さにもなったし・・・(ゴン語る)
最後にボクから恒例の直筆サイン入り色紙をゴン君へ贈ります。(しかし・・・この身長差。座ってた時は気が付かなかったんだけど、まるでビルボ(ホビット)とガンダルフ)
N 矢口さん、実は僕も矢口さんのためにお土産を用意したんです。
Y そ、それはサッカーボールじゃないか!!
N 今、サインしてますから待っててくださいね。さっき矢口さんに着せた僕のユニホームも僕からのプレゼントです。
矢口はとっても満足してゴンからサイン入りサッカーボール&ユニホームを頂いた。(頂いた2つのものは大事に保管してます)ゴンさん、これからも頑張ってください!