加山雄三さん Vs. 矢口高雄

「釣りキチ三平 CLASSIC」50号&51号

加山雄三さんと矢口の対談風景。「釣りキチ三平/CLASSIC」50号、51号。場所は加山さんの事務所内での対談。「世紀のハンサムボーイ」VS.「若大将」なんだか「エイリアンVS.プレデター」のようです・・・・・・

永遠の「若大将」こと加山雄三さん
昭和12年4月11日生まれ。俳優・上原謙さんと小桜葉子さんとの長男として生まれた横浜っ子。歌手としても俳優としてもあまりにも有名な加山さん。今年は芸能界デビュー45周年!!45周年を記念して「加山雄三全仕事」、「I AM MUSIC」が出版された。

いや~芸能活動以外で僕は、絵も描いているんだよ。もう9年になるかな・・本格的に描き始めてから画集も7冊出版されてるんだ。西伊豆・堂ヶ島に「加山雄三ミュージアム」に僕の描いた絵や秘蔵フィルム映画セット再現楽譜、楽器などを展示しているんだ。

Y:色彩感覚が実に素晴らしいですね!
K:いやいや・・写実的な風景画を描くようになったのは10年前に妻と二人でアメリカのメトロポリタン美術館に行った時、写真の様な絵を描くダリの絵を見て「写真みたいでうまいのね!!」と妻の一言がヒントになって今の僕の絵があるんです。

K:僕は自然というものを昔からよ~く観察するのが好きで、例えば水の色、空の色、雲の形が気候、温度、湿度、季節によってどう変わっていくのか・・・Y:分かる!分かる!!空気の密度によって色の濃度が違ってくるんだよね!! - この日、俳優・加山雄三ではなくアーティスト・加山雄三として矢口と絵について延々と喋っていた -

例えば、影をつける・・・というと大抵の素人は黒を混ぜれば暗くなると思っている。しかし影の中にも色がある。青っぽかったり、赤っぽかったり・・・

自然をテーマにした風景画を描く時は、黒は要らない・・・と気付きましたね~・・・(むむ・・・流石”若大将”!!プレデターはやはり強かった・・・なんのこっちゃ!by 矢口)

早速、恒例の直筆色紙を加山さんに贈呈した矢口。細かい絵描写について熱く語り合ったのか何だかとっても満足です!!

“若大将”と”世紀のハンサムボーイ”のコンビが誕生しましたね!これにてエイリアンVS.プレデターは引き分けとなった・・・めでたし、めでたし・・・